どうも、KYです。(@ky_rta)
待ちに待った、るろうに剣心北海道編第6巻が発売されたので恒例のレビュー記事を書いていこうと思います。
もともとるろ剣原作から新選組、特に斎藤一が大好きだったんですよ。原作単行本を買い漁っていた当時は学生だったので、傘を持てばやることは一つ。「牙突」!!
そんな青春時代を送っていたわたしにとって北海道編での斎藤一カムバックは和月先生からの最高のプレゼント。さらにそこにもうひとりの壬生の狼、永倉新八が登場するなんて…。(至高)
ということで今回も素のテンション、そして忖度なしの熱いレビューやっていきます。
内容にはネタバレ要素が含まれています。
元新選組、札幌の地で本格的戦闘がはじまるっ…!
さて、元新選組メンバーを核とした札幌チーム(斎藤・永倉・三島)がいよいよ剣客兵器と剣を交えはじめました。今巻では残念ながらほんのワンシーンしか戦闘描写がなく、その後過去シーンに移ってしまいます。
しかし、二刀流の不気味な剣客兵器相手に、斎藤・永倉が二人がかりで苦戦している様子。三島は…どこいった!?
斎藤一の必殺技は破られたのか…?
上記戦闘シーンですが、戦いをはじめてから少し時間が経っている様子なんですよね。二人とも軽傷を負っている感じ。そこで気になるのが「牙突」は破られたのかどうか。
過去に原作で斎藤は自身の技について言及したことがあるんですね。
戦場で相手と相まみえるのは一度きりになることが多い。故に複数の技より一つの技を絶対的な必殺技にまで昇華させる(牙突の亜種はありますが)。そしてそれこそが新選組の真の強さであった。
北海道編に入ってからことごとく「牙突」が剣客兵器相手に通用していないもので、斎藤一好きなファンとしてはとても悲しい…。牙突零式に次ぐ、弐式・参式がそろそろ出てきてもいいんじゃないかな?と思っていたり。
というかその前に函館山山頂で破壊された刀をまだ使い続けてるんかい…?早くつぎの刀を見つけなよ、斎藤(汗)
そして永倉の真の実力はいまだ隠されたままなんですよね。先ほどの斎藤の言葉を借りれば、永倉にも間違いなく一撃必殺の絶対な技があるはずなんです。
次巻で本戦闘の決着はつくでしょうからめちゃくちゃ楽しみですね〜。斎藤一と永倉新八による、元新選組同士でのコンビ技もアリですね〜。夢がふくらむ展開。
三島英二の激情型な性格が仇となる予感
るろ剣北海道編では影の主人公(と一方的にわたしが思っている)である、三島英二。剣客兵器になにかと目をかけられており、後々大化けする可能性が濃厚な存在であります。
札幌チームの一員として斎藤・永倉と同行しているわけで、少なからず新選組のエッセンスを吸収する立場にあるんですよね。今巻でも札幌でのワンシーンで新選組の考え方について教えを請うシーンがあります。
新選組の理念というものに思いを深めれば深めるほど、そこが弱点となっていくのではないかと懸念しております。まるでダークサイドに堕ちた、スターウォーズのアナキン・スカイウォーカーのように。
敵キャラの消耗品感がすごい
今巻では敗北した2名の剣客兵器が、所属組織より「廃棄」という名目で暗殺されるわけですが…。
於野冨鷹については、役目を果たした感あって納得できるんですよ。左之助とガチガチの真剣勝負をしたうえで、ともに一種の戦友ともいえる感情が芽生えたうえでの最期でしたから。しかしもう一人、武田観柳+アの三馬鹿に敗れた本多雨読はなにか心に残るエピソードがあったかというと…う〜ん…(笑)
単行本では各章の合間に和月先生からのコメントがあるんですね。で、本巻では上記2名のキャラ設定エピソードについて触れられているのですが、本多についてのコメント一部を抜粋させていただこうと思います。
- 観柳の対戦相手として考案
- 観柳を描き込む方に手間取られ、ちょっと練り込み不足に
- 始末されたのは剣心側への情報遮断と霜門寺の悪人性を印象づける布石
以上のように残念ながら公式的見解からも中途半端な立ち位置&見事な捨てキャラ。観柳がのちのち重要な役割を果たしてくれないと、敗北した本多雨読は浮かばれないですね〜。
るろ剣の敵キャラはデザインや必殺技がしっかり描かれている割に、雑兵扱いに近いキャラが多めなのはもったいない感じありますよね。う〜む、しかし本当にまさか一回限りの登場で終わりのキャラだとは思わなかった…。
まだまだ謎多き剣客兵器ではありますが、徐々に全貌がわかってきている感じがありますね。所属しているメンバーも実力差はけっこうありそうですが、当面の間は凍座と霜門寺が2大ボスという認識で間違いなさそうですね。
次巻はまちがいなく札幌組の元新選組チームが主役として描かれることになるので実に楽しみです。そして四乃森蒼紫よ、いつ登場するのだ…。ということで、また半年後を楽しみに日々の生活をがんばっていきましょう!
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